2021年02月12日

【オーダー品】東京マルイM16VN XM16E1メタルフレーム化加工



今回は長崎県から東京マルイM16VNのお持ち込みでメタルフレーム化 & XM16E1形状加工のご依頼をいただきました。
マルイM16VNは樹脂フレームで構成されており、首の弱さやアッパー耳の欠損などのトラブルも多い銃です。
また箱にはXM16E1との記載がありますが、マグキャッチガードがあるなど実銃とは少し形状が異なります。

今回組込みを行うメタルフレームは「HurricanE M16A1/VNメタルフレーム」です。


HurricanE M16フレームはM16A1/VN用と謳っていますが、ロアフレームがA2形状です。
今回はXM16E1仕様のご依頼のため、メタルフレームは以下の赤〇箇所を加工します。




【加工メニュー】
<メタルフレーム>
①両側:後端強化リブカット&実銃形状成型
②右側:ロックピン抜け止めリブ成型
③右側:マグキャッチガード除去&ボタン周囲R成型
④右側:ポート下リブ左端削除&丸め成型
⑤フロントロックピン下R形状⇒直角形状成型
⑥バッファーチューブロックピン造成
⑦M16A1刻印埋め
<その他>
⑧CAR15ストックスリングスイベル移植
⑨メタルバッファーリング交換
⑩チューリップハイダー3mmカット
⑪メカボックスオーバーホール&ケースブラック化
⑫ラージコネクター⇒miniコネクター交換
⑬塗装&コーティング

まず、お持ち込みいただいたマルイM16VNを分解し、全てのパーツを徹底洗浄します。


ノーマルは樹脂製のチャンバーが装着されています。


チャンバーはHurricanEメタル製に交換となります。


メカボックスはオーバーホールしましたが、ギアやピストンに欠け摩耗はありませんが、ピストンリングがシリンダーに完全に固着し、ピストンロックしていました。
全てのパーツは洗浄及びグリスアップしてメンテナンス済み。セミフル動作も良好です。

メカボックスケースはトリガー周りからシルバーのメカボックスが覗いて違和感がないようにブラック化しています。

ハイダーは3mmカットし、黒鉄染の上磨きだしています。
上がノーマル、下が加工品

フロントサイト、スリングスイベル、ハンドガードキャップはマルイ純正色からブラックパーカー塗装済み。

全てのパーツを組み上げて、HurricanEフルメタル XM16E1が完成しました。




<フレーム左側>
後端リブはカットして実銃形状に成型。フロントロックピン下のR形状も直角に成型済み。


<フレーム右側>
後端リブカットとロックピン抜け止めリブ成型、マグキャッチガードカット&成型。

セレクターキャップは溝ありで、しかもすり鉢形状のため、整形塗装しています。

刻印は「M16A1」を埋めています。


フレーム後端にはXM16E1の特徴であるバッファーチューブロックピンを再現。


フレーム右側は後端リブカット&ロックピン抜け止めリブ成型、マグキャッチ周囲の成型等を実施。


マグキャッチガードはカットし、ラウンド形状加工を施しています。

またポート下のリブは後端をカットして丸め成型。

マルイM16VNはポートカバーが常時閉じていますが、HurricanEフレームはチャージングハンドルを引くとポートカバーが開く仕様です。


右側のフレーム後端にも同じくバッファーチューブロックピンを再現しています。

ストックリングは金属製に交換し、黒鉄染めの上磨き出ししています。

ストックはCAR15ストックのスリングスイベルを移植。

スイベルはリアからスクリュー止めですが、実銃同様にスプリングロックピンを埋め込んで再現しています。

ストック内のコネクターはラージサイズからminiサイズブラックコネクターに交換済み。


初速確認、弾道チェックも完了し、全ての加工が完了しました。

ご依頼主様、大変お待たせいたしました。





次世代M16、次世代XM177、次世代M727等の製作についてのお問い合わせは、下記メールアドレスまでご連絡願います。

<メールアドレス> xjr2236@yahoo.co.jp
<製作者>MS FACTORY  


Posted by MS FACTORY  at 15:40クラフトナム戦東京マルイ